MENU

「統合失調症」で詳しい病歴が不明であったが、障害基礎年金1級が決定した事例

50代男性 飯田市

病名: 統合失調症

結果: 障害基礎年金1級

<相談者の状況>

ご本人のお兄様からのご相談でした。高校2年生頃から様々な悩みで不登校になり、それからこれまでずっと自宅に引きこもっているとのことでした。「〇〇に狙われている」など妄想や幻覚の症状があり、「統合失調症」の診断を受けているとのことでした。

これまでずっとご本人の身の回りの世話をしていたお母様がお亡くなりになり、同居のお父様もご病気で面倒が見られないとのことで、現在は病院に入院中とのことでした。

今後は施設入所を考えているため障害年金の申請をしたいと思うが、詳しい病歴を知っているお母様が亡くなってしまったため、これまでの通院歴や経緯などが分からずどうすれば良いのか分からないとのことでご依頼いただきました。

<受任から申請まで>

ご本人から聞き取りを行うのは困難な状況であったため、昔の診察券やお薬手帳、お母様のメモから情報を収集し、時系列でまとめる作業から行いました。発病から30年ほど経過しており、更に複数の病院を受診していた様子があることから、初診の証明である受診状況等証明書の取得が難しいことが懸念されました。

お母様が生前残していたメモから初診の病院名を見つけ出し、病院に依頼をしたところ、無事に受診状況等証明書を取得することができました。

入院中であったことと、医師からも施設入所を提案されていたため、診断書の取得はスムーズに行うことができました。

<結果>

無事に障害基礎年金の1級が決定しました。

これで安心して施設入所に向けて準備を進められると、お兄様からよろこびのお電話をいただきました。

病歴が長く、病歴や初診の病院が分からない場合は、メモ、日記、昔の診察券やお薬手帳から調べることができる場合もあります。カルテの保存期間は原則5年のため、書類の取得が難しい場合もありますが、1度ご相談下さい。

関連記事

クイックタグから関連記事を探す

「精神疾患統合失調症」の記事一覧