「双極性障害」で日常生活が困難になり、障害基礎年金2級が事後重症請求で決定した事例
50代 女性
職業:無職(自営業を廃業)
傷病名:双極性障害
年金の種類と等級: 障害基礎年金2級
<相談者の状況>
相談者様は自宅で自営業を営んでいらっしゃいましたが、仕事のストレスから40代半ば頃から気分の浮き沈みが激しくなったそうです。お客様とのトラブルも多くなり、このままではいけないと病院を受診したところ「双極性障害」と診断されたそうです。
通院を続けていましたが症状には波があり、躁状態では他人に暴言を吐く、浪費行動に走る、逆にうつ状態では仕事もできず寝込む日々が続きました。
仕事を続けることが難しくなり、自営業は廃業。長年続けた仕事がなくなってしまったことでうつ状態がひどくなり、一日中寝たきりで日常生活を送るのも困難な状況とのことでした。
<受任から申請まで>
相談者様は初診日に国民年金に加入しており、年金の未納はありませんでした。現在は身の回りのことはできずほぼ寝たきりの状態で、食事の準備や掃除などは近所に住んでいる娘と娘の夫に頼っているとのことでした。障害基礎年金2級の可能性があることをお伝えし、ご依頼いただきました。
電話面談で初診日から現在までの状況をお聞きし情報の整理を行ないました。情報をまとめた書類を作成し診断書を依頼。障害認定日時点では仕事もでき、身の回りのこともできていたため、事後重症請求での申請となりました。
<結果>
事後重症請求で障害基礎年金2級が決定しました。
相談者様からは「今後仕事ができるのか分からず金銭的な不安が大きかったので、年金が決まってよかったです。自分ではできなかったので、依頼できて良かったです」とのお声をいただきました。
<申請時のポイント>
- 認定日(初診日から1年6か月を経過した日)時点の症状が軽度な場合
認定日時点では症状が軽度だったが、その後に悪化した場合の申請は「事後重症請求」となります。 現在の症状についてのみ審査され、決定した場合は障害年金申請月の翌月から障害年金が支給となります。
 
			  












