くも膜下出血による「高次脳機能障害」で障害基礎年金2級が決定し、遡及請求で約420万円が受給できた事例
50代男性 東御市
病名:高次脳機能障害(くも膜下出血)
結果:障害基礎年金2級
<相談者の状況>
相談者様の奥様からご相談いただきました。
10年程前に朝から具合が悪いと言って夫が仕事を休んで家で寝ていた。昼頃に様子を見に行ったところ意識がなく、急いで救急車を呼んで救急搬送されたところ、「くも膜下出血」と診断されたそうです。即日手術を受け、意識を取り戻したものの後遺症が残ったとのお話でした。
後遺症として記憶障害、注意障害、遂行機能障害、学習障害、失語症など多くの症状があり、外科的にこれ以上処置できることはなく、リハビリを続けたが術後1年半頃から症状固定の状態と言われているそうです。遡及請求を含めて障害年金の申請代行を依頼したいとのことでした。
<受任から申請まで>
相談者様は初診日時点で国民年金に加入していらっしゃったため、障害基礎年金での申請となりました。納付要件を満たしており、就労不可能で日常生活も奥様の助けがなければ成り立たない状態であるとのことで、障害基礎年金2級に該当している可能性がありました。
くも膜下出血の後遺症として高次脳機能障害がある場合、「精神の障害」の診断書を使用して申請を行います。今回の場合、主治医の先生は「神経内科」でしたので、まずは「精神の障害」の診断書を書いていただけるのか、確認の依頼を行いました。ご作成いただけるとの返答があり、すぐに診断書の依頼を行いました。認定日時点の診断書も無事に取得することができ、症状固定の日付も記載されていました。
病歴就労状況等証明書には症状による困りごとや日常生活の困難について具体的に記載し、奥様のサポート内容についても細かく記載しました。
<結果>
障害基礎年金2級が決定しました。
無事に遡及請求も認められ、初回入金額は約420万円と大きな金額でした。
奥様からは「無事に遡及請求も認められて良かったです。本当にありがとうございました」とのお声をいただきました。