障害年金の制度をよく知らないまま「うつ病」で20年ほど精神科を受診していたが、このたび無事に障害厚生年金2級が決定した事例
40代女性
病名:うつ病
結果:障害厚生年金2級
<相談者の状況>
メールからご相談いただきました。
20年ほど前に妊娠を機にうつ症状が出て精神科を受診。それからこれまでずっとうつ病で通院を続けているとのお話でした。障害者手帳は申請しており1級だが、障害年金は申請したことがなく制度についてもよく分からないので受給できるのか知りたい、とのご相談でした。
詳しいお話をお伺いしたところ、20年の間にパートで就労ができていた時期もあったが、ここ数年就労はできず、ほとんど家で横になって過ごしているとのことです。家事は同居の娘が行っており、食事は1日1回、入浴は3~4日に1回程度で、自分の身の回りのこともできないと仰っていました。
障害年金に該当している可能性があるとお伝えしたところ、ご依頼いただきました。
<受任から申請まで>
初診日は20年ほど前で、現在まで転居などで数軒の病院に転院しているとのお話がありました。初診日の特定が今回の申請のポイントであると考え、丁寧に申請の準備をすすめました。
無事に初診の病院に受診状況等証明書をご作成いただけました。
年金の納付要件も満たしており、初診日に厚生年金に加入していたことから障害厚生年金での申請となりました。認定日の診断書は当時の病状が確認できるものがないとのことで取得できませんでしたが、現在の病院で現在の診断書を取得し、事後重症請求を行う運びとなりました。
<結果>
障害厚生年金2級が決定しました。
制度を詳しく知らないまま過ごしていたが、今回無事に年金が決まって良かった。もっと早く制度について調べていれば良かった、とのお声をいただきました。
長年のご病気で障害年金についてよく知らないままきてしまった、とのお話をよくお伺いします。この場合、初診日の特定が難しいケースがありますが、何か手立てがある場合もございます。まずはご相談いただくことをおすすめいたします。