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先天性の「両1色覚」による視野障害で、障害基礎年金1級が決定した事例

20代女性 岡谷市

病名:両1色覚

結果:障害基礎年金1級

<相談者の状況>

相談者様のお母様からのご相談でした。

娘が先天性の眼の障害で、視力は矯正視力で両目とも0.1、視野狭窄のためひとりで外出することが不可能で就労も難しいとのお話でした。20歳になったので障害年金を申請したいが、認定基準もよく分からないので相談したいとのことでした。

面談にお越しいただき、障害年金の制度についてと、眼の障害の認定基準をご説明させていただきました。お話しをお伺いしたところ、視力については両目とも矯正視力0.1とのことでしたので、視力の認定基準でいくと3級相当でした。しかし相談者様の初診日は1歳半頃で20歳前障害のため障害基礎年金での申請となり2級以上に該当しなければならなず、対象外でした。

視野については測定数値が分からないと判断できない旨をお伝えし、視野の測定を受けていただくようにおすすめしました。

その後視野の測定を受けたとご連絡があり、測定数値から障害年金に該当している可能性があることをお伝えしたところ、ご依頼いただきました。

<受任から申請まで>

相談者様は20歳前障害で障害基礎年金での申請でした。

すでに測定は済んでいたためすぐに診断書の依頼を行いました。

また、初診は現在の病院ではなくこども病院であったためそちらへ受診状況等証明書の依頼を行いました。

先天性のご病気の場合、生まれたところから病歴就労状況等証明書の記載が必要です。お母様から詳しく聞き取りを行い、丁寧に作成を行いました。

<結果>

障害基礎年金1級が決定しました。

お母様から「眼の認定基準を見てもどのように判断すれば良いのか分からず困っていました。専門家に相談できて安心感がありました。ありがとうございました」とのお声をいただきました。

眼の障害の場合、視覚と視野それぞれに認定基準があり混乱される方が多いです。また、令和4年1月1日から認定基準が改正されています。眼の障害で申請をお考えの場合、認定基準をよく理解した経験豊富な社労士に1度ご相談されることをおすすめします。

 

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