発達障害で20歳の時にご家族が申請を行い「不支給」になったが、ご依頼を受けて無事に障害基礎年金2級が受給できた事例
20代男性 長野市
病名:広汎性発達障害
結果:障害基礎年金2級(認定日)
<相談者の状況>
幼い頃から発達障害の傾向があり、小学校から支援学級、養護学校から就労支援施設に就職した方でした。ご両親が付き添って日常生活を送っていらっしゃるとのことでした。20歳に到達した際にご家族が整えた書類で申請した障害年金が不支給となり、将来を案じたご両親が相談に見えました。
「同じような症状の知り合いのお子さんは年金を受けているのに、なぜうちの子どもは受けられないのか」とおっしゃっていました。
<受任から申請まで>
症状をお聞きする限りは障害年金に該当しても良いと思われるご様子でしたが、不支給となった原因を考えたところ、発達障害のお子さんを基準として、日常生活能力の「できる」「できない」をお母様がお医者様に伝えていたことが分かりました。
例えば、お食事の準備は、お母様が行っていましたが、何度も教えて、お米を洗うことと、電子レンジのスイッチを入れることができるようになったため、適切な食事の準備は「できる」と伝えた、ということでした。
「今まで子供のできないことをアピールする機会などなかった」ということで、診断書の作り直しが有効であると判断し、お医者様に事情を説明して依頼をいたしました。
<結果>
お医者様に現状が伝わり診断書を再作成して頂けたことが幸いし、障害基礎年金の2級が決定しました。
決定が20歳以降遅れたことで、納付が法定免除となる手続きが行えず、国民年金の督促も届いており、ご両親は決定までずっと不安を抱えていらっしゃいましたが、無事年金を受給できたことで、とても安心していらっしゃいました。