「乳がん」で正社員雇用で就労を続けていても障害厚生年金3級が決定した事例
40代女性 下諏訪町
病名:乳がん
結果:障害厚生年金3級
<相談者の状況>
正社員で就労中の30代後半に自分で左右の胸のしこりを見つけたとのことでした。
気のせいではとの思いもあり迷ったものの総合病院を受診したところ、すぐに精密検査をすすめられたそうです。それぞれの生体検査を行い、その後、両側同時性乳がんとの告知を受けたとのお話でした。
仕事を休職し、ステージ2で両側乳房摘出手術、その後乳房再建手術も受けて仕事に復帰したが、約1年後に再発と転移が見つかったとのことです。現在はステージ4で抗がん剤治療、放射線治療を行いながら正社員としての就労を続けているものの、抗がん剤の副作用もあり非常につらいとのお話でした。
<受任から申請まで>
ご相談者様は初診時に厚生年金に加入していらっしゃいました。
現在も抗がん剤治療を続けながら正社員でお勤めとのことでしたので、詳しい業務内容や直近の勤務日数、会社の配慮状況をお伺いしました。抗がん剤治療による体調不良で欠勤や早退が毎月あることや、発症前の業務ではなく負担の少ない座業に配置転換されていること、会社からの配慮が大きいことに加え、日常生活でも友人の助けを必要としていることから、障害厚生年金3級に該当する可能性があることをお伝えし、ご依頼いただきました。
診断書の依頼時にはご相談者様の就労状況、会社から受けている配慮の内容、日常生活の困難などを記載した書類を作成し、主治医の先生にご相談者様の現在の状況が伝わりやすいよう慎重に配慮しながらすすめていきました。
<結果>
障害厚生年金3級が決定しました。
抗がん剤の副作用でフルタイムの就労がつらく、それでもがんの治療費のためにと無理をして働いていたが、障害年金の受給が決定して少し肩の力を抜くことができたとのお声をいただきました。