仕事上の指示が理解できず職場で孤立し退職、を繰り返していたため病院を受診。「自閉スペクトラム症」と診断され、障害厚生年金3級が決定した事例
20代女性 小諸市
病名:自閉スペクトラム症
結果:障害厚生年金3級
<相談者の状況>
HPのメールからご相談いただきました。
中学生頃から人付き合いが苦手であったものの、中学高校、専門学校と進学。発達上の問題を指摘されたことはなかったそうです。
卒業後に就職した会社で仕事を始めたが、指示された内容が理解できず何度も説明してもらってもあやふやなままで、ミスを繰り返したそうです。できないことが多く、またミスが多いため次第に周囲の対応が冷たくなり、職場で孤立。その後退職し、転職したもののまた同じ流れで退職、を繰り返していらっしゃいました。
4社目の休職中から引きこもりのような生活になり、早く復帰しなければ、今度こそ辞めてはいけないと思うものの人と話すのが怖い、頭が働かない、という症状がありました。そのため家族のすすめで総合診療科を受診。その後精神科に紹介され、「自閉スペクトラム症」と診断されたとのお話でした。
現在はうつ症状もあり、医師から働ける状態ではないと言われたため障害年金を申請したいとのご希望でした。ご自分で申請ができないとのことでしたので、ご依頼いただきました。
<受任から申請まで>
相談者様は年金の納付要件を満たしており、初診日は休職中で厚生年金に加入していらっしゃいました。初診日は総合病院の総合診療科でしたので、そちらに受診状況等証明書を依頼しました。現在は別の病院の精神科に通院していらっしゃいましたので、電話で現在の詳しい症状をお聞きして書類にまとめた後に診断書の依頼を行いました。
申請の準備中に退職が決まり、傷病手当の期間も残り少しで金銭面が非常に心配なご様子でしたので、可能な限り早く書類を揃え申請を行いました。(※申請後、結果が出るまでには3~4ヵ月ほどかかります。)
<結果>
障害厚生年金3級が決定しました。
金銭的な不安があり申請が通るかとても心配していましたが、無事に年金が決まって良かったです。ゆっくり療養して今後のことを考えられます、ありがとうございました。とのお声をいただきました。