IQ72で知的障害は境界線であったが、「精神遅滞」で障害基礎年金2級に認定された事例
20代女性 松本市
病名:精神遅滞
結果:障害基礎年金2級
<相談者の状況>
「田中ビネー知能検査」でIQ72だった方です。
IQだけで見ると境界線で、知的障害とは認められない可能性がありましたが、具合をお聞きしたところ、日常生活はお母様の助けなしでは行えないことが分かりました。学生時代は不登校が続いていて、20歳後も引きこもり状態で就労も不能でしたので、年金の手続きをお手伝いさせて頂く事になりました。
<受任から申請まで>
お医者様の診断は「軽度精神遅滞」のみと聞いておりましたが、適応障害やうつ病のような症状を併発していて、偏ったこだわりがあり自分のルールと違うと行うことができず、他人に会う事を極端に嫌がる様子や、入浴を嫌がる様子もあることが分かりました。
診断書には、上記の症状を追記して頂き、病歴も、お母様が作成したものがありましたが、必要事項を追記させて頂く、などのサポートを行いました。
<結果>
「精神遅滞」で障害基礎年金の2級が決定しました。
IQが高くても、日常生活の状態や二次障害によって、障害年金が決まる事例もございます。
「困難を漏れなく書類に反映できているかどうかの判断が難しい」と、お母様がおっしゃっていました。当センターに相談に見えた方で、同じような症状でも、受給できた方と不支給の方がおり、書類の揃え方が非常に重要だと感じています。
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