「悪性脳腫瘍」による「視野障害」で、障害基礎年金1級が決定した事例
50代女性 小諸市
病名:悪性脳腫瘍(神経膠腫)による視野障害
結果:障害基礎年金1級
<相談者の状況>
30代の頃、夕方に頭痛を感じたため頭痛薬を飲んで就寝したところ、深夜に全身性痙攣を起こして救急搬送となったそうです。CT検査を行ったところ「脳腫瘍」と診断され、腫瘍摘出手術を受けたとのことでした。その後20年間の間に再発が複数回あり、腫瘍摘出手術を通算3回受けていらっしゃいました。
現在は「悪性脳腫瘍(神経膠腫)」のステージ4と診断され、放射線治療を受けているとのことです。悪性脳腫瘍による視野欠損のため日常生活に多大な制限があり、外出は付き添い無しでは不可能、着替えなどもひとりではできないとのお話でした。
<受任から申請まで>
ご相談者様は初診日に国民年金加入されていましたので、障害基礎年金2級以上に該当している必要がありました。
眼の障害では検査結果がとても重要です。ご相談者様は視野障害で障害者手帳5級をお持ちでしたが、現在は更に視野が低下しているとのことでした。まずは現在の視野がどの程度であるか、最新の検査結果が必要でした。
検査を受けていただいたところ、検査結果から視野障害の1級に該当する可能性がありましたので、その旨をお伝えし申請を行う運びとなりました。
<結果>
障害基礎年金1級が決定しました。
視野障害の認定基準を見てもよく分からなかったため自分が該当するのかも不安だったが、専門家に相談して本当に良かったとのお声をいただきました。
障害年金の診断書は、病名ではなく部位によって分かれており、今回のケースのように傷病名が脳腫瘍でも、眼科の診断書を使うと症状が伝わるという場合もあります。どの診断書を使うべきかお悩みの場合は、ぜひご相談下さい。
また、視覚障害、視野障害は令和4年1月から認定基準が変更になっています。以前は該当でなかった方が該当になる場合もございます。ご確認をおすすめいたします。