原因不明の難聴で複数の病院を受診し、その後「脳腫瘍」と判明して平衡機能障害で障害厚生年金3級が決定した事例
50代男性 駒ヶ根市
病名: 脳腫瘍
結果: 障害厚生年金3級
<相談者の状況>
無料電話相談からご相談いただきました。10年以上前から急に右耳の聞こえが悪くなり、複数の耳鼻咽喉科を受診したものの原因不明であったとのことでした。総合病院へ紹介となり、MRIを受け脳腫瘍が見つかったものの、現時点では経過観察しかないと言われて病院には通っていませんでした。
そこから数年後に急激に腫瘍が大きくなり開頭腫瘍摘出手術を受け腫瘍を摘出し、手術後からふらつきを感じるようになったとのことでした。歩いているとだんだんと右に傾いてしまったり転倒してしまいそうになったり、目を閉じるとふらふらするようです。難聴についても、だんだんと悪化し、現在は右耳がほとんど聞こえないとのことで、障害年金に該当するのであれば申請をお願いしたいとのご相談でした。
<受任から申請まで>
初診日に厚生年金に加入しており、片耳がほとんど聞こえない場合は障害手当金(一時金)に該当する可能性があります。
さらに、平衡機能障害を併発されていたため障害厚生年金3級の可能性もありそうでした。
初診は難聴で受診した耳鼻咽喉科でしたが、10年以上前であり、すでにカルテは破棄されてしまっていました。代わりになる書類を取得するなどの工夫で提出書類を整えました。
<結果>
障害厚生年金の3級が決定しました。
「初診が10年以上前であることと、自分の症状で受給ができるのか不安だったが、無事に受給できて本当に良かった」とのお声をいただきました。
脳疾患ではどの部分に症状が出ており、どの診断書で申請を出すかがとても重要です。脳疾患により困難がある方は、ぜひ一度ご相談下さい。